近年、電気屋さんへ行くと、
マイナスイオンを発生する、様々な家電製品をよく見かけます。

空気清浄機、エアコン、ドライヤー、
マイナスイオン発生器そのものなど・・・

実は私も、マイナスイオンを発生するドライヤーを、

「なんとなく良さそう」

と思い、買ってみたのですが、

本当のところ、マイナスイオンが私たちに、
どのように良い効果をもたらしてくれるのか知りませんでした。

そもそも、マイナスイオンとは何なのでしょう?
私たち人間にとって、どのような効果効能があるのでしょうか?

また、マイナスがあれば、プラスもあるわけですが、
あまり聞く事のないプラスイオンとは、どのような物質なのでしょうか?

今回は、イオンについて調べてみました!

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イオンとは?

まず、始めに「イオン」についてなのですが、「イオン」とは、窒素、酸素、水素、炭酸ガスなどの物質が混ざり合って、空気中に漂っている電気を帯びた目に見えない微粒子のことを言うそうで、そのイオンには、マイナスイオン(マイナスの電気を帯びた分子の集合体)と、プラスイオン(プラスの電気を帯びた分子の集合体)が存在するそうです。

どのようにイオンができるかというと、窒素分子や酸素分子はイオン化することはありませんが、水の分子はイオン化しやすく、水分子に吸収された太陽光線(赤外線)の波長が水を振動させ、プラスイオンとマイナスイオンの水のクラスターを両方とも同じ数だけつくるそうです。

ただ、プラスイオンとマイナスイオンがどちらが多くなるかというのは、場所、地形、その日の天候、気温、湿度、大気の汚染度によって大きく変化し、小さい水のクラスター(塊)が多い状態(湿度40~60%)は、マイナスイオンを豊富に含んだ空気で、逆に大きな水のクラスターが多い状態(60%~梅雨時などジメジメした状態)は、プラスイオンイオンを豊富に含んだ空気となるそうです。

マイナスイオンは滝で多く発生!

私達が心地良いと感じるのは、マイナスイオンを豊富に含んだ空気であり、
自然の近くへ行ったり、触れたりすると、リラックスでき、
疲労が回復したような心地よい感覚に包まれることと思います。

それは、自然の中の滝、小川、噴水などの細かい水しぶきが飛び散って、激しく岩などにぶつかり、より小さな粒子に分裂した時、水が空気中の電荷をマイナスにすることから、「マイナスイオン」が大量に発生し、空気中に漂うからなのです。

「小さい水のクラスター」というのは、細かい水しぶきをのことを言うのですね!

ただ、残念ながら、観葉植物やマイナスイオンが発生すると謳っている電化製品はそれほど期待できないようなので、リフレッシュするためには、森林浴をしたほうが効果がありそうです。

ちなみに、私個人的な体験では森林浴をすると、必ずといっていいほど便秘が解消します♪

マイナスイオンの効果効能は?

では、マイナスイオンには、具体的に、どのような効果効能があるのでしょうか。

私達人間は、ストレスなどを受けて活性酸素が血液の中で増え始めると、血液が酸性化しドロドロになるのですが、マイナスイオンは血液を浄化したうえ、酸性化している血液を弱アルカリ性に戻し、サラサラにしてくれる働きがあるそうです。

また、そうなると、新陳代謝が活発になり、体中の細胞の機能が活性化するので、疲労が回復し、自律神経や内分泌機能のバランスの調整、中枢神経や抹消神経にも良い影響を与え、免役力が上がり、病気になりにくい体になるのだそうです。

プラスイオンとは?

マイナスイオンが私達人間(おそらく他の動物にも)に、
良い影響を与えていることが分かりました。

そこで、マイナスイオンとは相反する存在であるプラスイオンについて調べてみると・・・

プラスイオンは、本来であればマイナスイオン同様、自然界で発生するだけのものだったのですが、近年、マイナスイオンよりも圧倒的に多くなっているというのです。

というのも、プラスイオンは、大気中に汚染物質が多いほど発生しやすく、ある研究報告では、20世紀初頭、大気中のイオンの割合は、プラスイオン:マイナスイオン=1:1.2だったのに対し、20世紀末になると、完全に逆転してしまったそうで、これは間違いなく、都市の工業化と化学物質の増加、つまり、車の排気ガス、工場の排煙、パソコン、エアコン、テレビ、電子レンジ、携帯電話など、電磁波を出す家電製品などによるものだそうです。

このような有害物質はすべて強酸性でプラスイオンなのです。

私達の生活に欠かせない、便利なものばかりなのでぞっとしますね!

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プラスイオンは体の不調を引き起こす

それでは、プラスイオンは、私達の身体にどのような影響を与えるのでしょうか。

プラスイオンを大量に取り込んでしまうと、恐ろしいことに、活性酸素が血液中に増え始め、それにより、血液が酸性化し、ドロドロとした状態に。

そして、そんな血液が全身を巡るので、身体の酸性化を引き起こしてしまい、免疫力の低下、頭痛や吐き気、肩こり、腰痛、不眠、めまい、血行不良、喘息、花粉症、精神疾患、流産、先天性異常児、など、ありとあらゆる体の不調となって表れてしまうのだとか。

締め切った部屋でエアコンを使い、パソコン、テレビ、携帯電話などの電化製品に囲まれて暮らしている私たちは、ほんと、プラスイオンに囲まれて暮らしているようなもの。そりゃ体調も悪くなるというものですね。

さていかがでしたでしょうか?

私達がいかにプラスイオンに囲まれて生活しているのは分かりましたが、
かといって、文明の恩恵を捨てて、20世紀初頭のような暮らしに戻ることはできません。

ですので、プラスイオンに負けないよう、時々は時間を見つけて、
森林や公園など自然の多い場所を散歩したりして、
積極的にマイナスイオンを取り込む必要がありそうです。

実際、想像しただけでも、
イライラした気持ちが落ち着き、爽快感を感じます。

また、それさえも時間がとれないほど忙しい人は、部屋の換気をしたり、
洗濯物を乾燥機で乾かさず(プラスイオンが発生します!)外に干すだけでも、
マイナスイオンを取り入れることができるそうなので、
ぜひ、試してみて下さい♪

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