豚毛のブラシを使うと、
髪がきれいになるってご存知でしょうか?
私は小学生の時から中学1年生くらいまで、ずっとロングヘアで、
家にあった母の豚毛のブラシを借りて、髪をといていたのですが、
まだ子どもだった私の髪は、そのままでも十分に艶があってきれいだったので、
正直、豚毛のブラシの効果は感じませんでした。
その後、ショートカットの時代が10年ほど続き、
豚毛のブラシを使うこともなく・・・
20代前半の頃、再び髪を伸ばし始めたため、
少しでも美しい髪をキープしたいと、
初めて自分で豚毛のブラシを買うも、
今度は、存在を忘れていたのか、
ずっとしまいこんだままあまり使うことがなく・・・
そして、最近、髪のパサツキが気になり出し、
しまいこんでいた豚毛ブラシを使い始めたのでした。
やわらかくて、ちょっと物足りない感じのする使い心地ですが、
これが豚毛のブラシの特徴なのでしょうか。
考えてみると、豚毛ブラシのことについては、
何も知らなかったことに気が付き、
この機会に、ほとんど知らない豚毛のブラシのこと、
正しい使い方について調べてみました!
獣毛ブラシには豚毛と猪毛がある
私は豚毛ブラシしか知らなかったのですが、
豚毛ブラシのほかに、猪毛もあるそうで、
まとめて「獣毛ブラシ」と呼ぶのだとか。
ここで、2つの特徴と違いですが、
豚毛
・毛質が柔らかめ
・頭皮への刺激が優しいことから髪が細い人にオススメ
・静電気がおきにくい
猪毛
・毛質がとても硬い
・髪が太い、ボリュームがある、硬い、くせ毛の人にオススメ
・静電気がおこりにくい
・使えば使うほど艶が出る
つまり、この2種類のブラシの大きな違いは、毛質の硬さ。
なので、自分の髪質に合った方を選びたいですね。
ヘアケアの基本
ここでちょっと前置きなのですが、
ヘアケアについてお話しようと思います。
髪のお手入れ方法には、シャンプー、トリートメント、ヘアパックなど、
いろいろあり、女性なら少しでも髪が美しく見えるように、
努力されている方が多いと思います。
しかし、意外なことに、ヘアケアの基本はブラッシングにあるそうで、
(お肌の基本がクレンジングにあるのと同じですね)
ブラッシングすることで、髪についたホコリやフケ、
抜け落ちた髪の毛などを取り除き、髪の毛や頭皮を清潔に保つことができますし、
頭皮から毛先に向けてのブラッシングすることで、髪全体に皮脂を行き渡らせて、
艶のある髪をつくることができるのだとか。
また、髪の根元を軽くブラッシングするのも、血行が良くなることで、
マッサージのような役割を果たしてくれます。
ここで、気をつけたいのが、優しく髪をとかすこと。
強い力が加わると、それが刺激となり髪を傷めてしまうので、
つやつややサラサラとは程遠くなってしまいます。
そこで、使用するブラシなのですが、
ここで豚毛のブラシの登場!
というのも、ナイロンのブラシは静電気が起こりやすく、
髪を傷めてしまいがちなのですが、
その点、豚毛のブラシは静電気が起きにくく、
ブラシ自体がやわらかいので、頭皮を傷める心配がないのです。
シャンプー前のブラッシングで効果を発揮
こうして、豚毛のブラシは、
髪の毛の汚れをきれいにとってくれることから、
シャンプー前のブラッシングが効果的だそうで、
シャンプー前のブラッシングは、目の粗いクシで、
というのが通説になっているのですが、
やわらかい豚毛のブラシでもしっかり汚れを落としてくれるのですね~
目からうろこでした。
注意点
ただ、そんな豚毛のブラシにも弱点があります。
それは、濡れた髪には使えないということ。
乾いた髪へのブラッシングでは静電気が起きない豚毛のブラシも、
濡れた髪にブラッシングをすると摩擦が起き、髪の毛を傷めてしまうのだとか。
ですので、髪を洗った直後の濡れた髪には使用せず、
必ず乾かしてから使うことを守りましょう。
手入れは?
それから、毎日使っていると、ほこりだけではなく、皮脂やフケもついて、
不潔になってしまい、それでブラッシングすると当然髪にもよくありません。
そこで、獣毛ブラシのお手入れ方法なのですが、
獣毛ブラシは水に弱いことから、水洗いはせず、
専用のクリーナーを使うのが良いそうです。
こんなスグレモノがあったのですね~
一度もお手入れをしたことがなかったので、
近いうちに購入しようと思います♪
さて、いかがでしたでしょうか。
人間と成分が近いせいか、私達の髪に艶を与えてくれる獣毛のブラシ。
私個人の感想なのですが、ナイロンのブラシを使っていた時は、
髪を洗い、ドライヤーで乾かした直後、髪が膨らんでパサパサとしていたのですが、
豚毛のブラシを使うようになってからは、しっとりと落ち着き、まとまっています♪
これからも、もっと美髪になれるように、
正しく使っていきたいと思います!