痩せる食事方法は褐色脂肪細胞の活性化！カロリー制限では痩せない！

「痩せる食事」といえば、つい、カロリー制限や、カロリーの低い食品を食べることを考えがちですが、実は、それよりも、「食事のしかた」がとても重要なのだそうです。食卓で、子どもを叱ったり、学校や会社の不平不満を言ったり、夫婦喧嘩をしたり・・・そんな人は要注意！そこで、今回は痩せやすい食事の仕方について調べてみました。

カロリー制限では痩せない？

まず、その前に、「カロリー制限では痩せない」という衝撃の事実がありましたので、ご紹介します。

私達が日常的によく使う、「カロリー」という言葉なのですが、「カロリー」とは、熱量の単位のことをいい、その食品をとると体内でどのくらいエネルギーを産生するのかを数値化したものをいうそうです。

カロリー制限をすると、食事による摂取エネルギーが、身体が一日に消費するエネルギーを下回り、これを毎回続けることで体重がどんどん減っていき、痩せることができます。

・・・と言いたいところなのですが、これはあくまで理論にしか過ぎず、残念ながら、実際には計算したように体重は減っていきません（汗）

なぜなら、カロリーとは、エネルギー量を示すだけの単なる数値にしか過ぎないからです。

それどころか、カロリー制限で痩せようとする人は、

「これは〇〇キロカロリーもある。やめておこう」

とか、

「これは〇〇キロカロリーしかないから食べても大丈夫♪」

など、食べ物をカロリー値によって選ぶため、身体に必要な食べ物も、カロリーが高いからといっては控え、カロリーの低いものばかりを食べてしまい、結果、痩せるどころか、栄養の偏った不健康な身体になってしまいます。

確かに肥満体にとっては食べないほうが良い食べ物もあるのも事実なのですが、それはエネルギー量の問題ではないので、むやみにカロリー制限をするのは危険です。

人には個体差があるため、エネルギーの消費のされ方も人によって全然違ったものになります。同じエネルギーを摂取しても身体が違えば、消費のされ方はまるで違うのです。

このような理由から、カロリー制限をするのは、身体の仕組みにとって、不自然なことを身体に強いているため、なかなか痩せないのだそうです。

痩せる食事は褐色脂肪細胞の活性化がカギ

カロリー制限では、思ったように痩せないどころか、不健康になってしまうことが分かりました。

そんなことよりも、もっと大切で、もっと効果的な方法があります。それは、「褐色脂肪細胞」の活性化です。

「褐色脂肪細胞の場所は肩甲骨？白色脂肪細胞の増える時期は？分化が進む？」でも、お伝えしましたが、脂肪細胞には、「白色脂肪細胞」と「褐色脂肪細胞」の２種類があり、肥満の原因になるのは「白色脂肪細胞」で、脂肪を燃焼させるのが「褐色脂肪細胞」です。

この褐色脂肪細胞、運動などをしなくても脂肪をエネルギー源として効率的に燃やして熱を発散し、体重を落としてくれる働きがあるため、近年、褐色脂肪細胞を活性化して肥満の治療をしようという研究が進んでいるそうです。

なので、褐色脂肪細胞を使わない手はありませんよね！

それでは、褐色脂肪細胞はどうすれば燃えやすくなるのでしょうか。

褐色細胞を活性化する方法は、いろいろあるのですが、そのうちの一つに「食べ方」があるそうです。私達が食事をすると、本来その食品が持つ熱量以上に体温が上昇することがあるそうですが、それは、「におい」「味」など、一見、エネルギーとは関係ないと思われるものが褐色脂肪細胞を働かせて、エネルギーを産出しているからなのだそうです。

というのも、私たちが食事をする時、「おいしい」「いい香り」と感じることで、視覚、聴覚、嗅覚、触覚そして味覚という五感がフル稼働し、ノルアドレナリンなどのホルモンがたくさん分泌され、このホルモンが、褐色脂肪細胞からエネルギーを放出。脂肪を燃焼しているからです。

すると、食事をしながらも褐色脂肪細胞が中性脂肪を燃やし、エネルギーを産生してくれるのです。

私たちは肥満を解消するためについ、食べ物（カロリー）のことばかりを考えがちですが、実際は、それだけでなく、「食べ方」もとても重要だったのですね。

なので、食事の時は、褐色脂肪細胞に活発に働いてもらうためにも、「おいしい」「大好きな人と食べる」「楽しく食べる」の３点を意識して食べるようにすると良いそうです。

ストレスを感じながらの食事は太りやすくなる

逆に、さきほどのカロリー計算は良くないことが分かります。だって、カロリー計算をすることで、せっかくの楽しい食事がとたんに窮屈な勉強となってストレスを感じてしまいますから・・・その結果、褐色脂肪細胞の活性が低下、エネルギーの消費量を落ち込ませ、白色脂肪細胞に脂肪をたくわえさせることになってしまいます。

お仕事などで、どうしても好きでない人と食事に行かざるをえなかったり、ランチをしながら会議なんてこともあるかと思います。こういうどうしようもない場合は除き、家ではなるべく、食事中に子どもを叱ったり、夫婦で言い争いをしたり、誰かの悪口を言ったりすることがないように気をつけたいですね。（家族も一緒に太ってしまいます！）

そして、