以前、こんなことがありました。

その前日の夜からなんとなく頭が痛くなり、一晩寝て朝起きてもまだ痛かったので、
通勤の電車の中で、周りの人に気が付かれないように目を閉じ、
静かにゆっくりと息を吸って吐いてを繰り返していると、

すぐには良くならなかったものの、
しばらくすると頭痛がすっかり消えていたのです。

頭痛が起こるとどうしても体が緊張状態になり、
リラックスするなんて到底考えられなくなりますが、

意識的に深い呼吸をすることによってリラックス状態を作り出すと、
血の巡りが良くなるのか、それとも別の作用が働くのか、頭痛が改善しやすいようです。

実際に私はこの時の経験のほかに、何度か腹式呼吸で頭痛が改善しています。

やり始めて、効果が現れるまでに少し時間はかかりますが、
電車やバスの中で、さらには歩きながらもできるのでとてもお手軽です♪

そこで、今回は、私が今までやってみた健康法で、
とても効果があったもののひとつである、
「丹田呼吸法」についてご紹介します!

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丹田呼吸法

やり方はとても簡単です。

①誰にも邪魔されない静かな部屋にあぐらをかいて座り、
両手の平を、上向きにして膝の上に置き、中指と親指をくっつけて円をつくります。

②丹田(おへその下辺り)を意識しながら、目を閉じて鼻から息を吸い込み、
お腹をふくらませて、吸いきれなくなったら5秒間息を止めます。

③次に、口をすぼめて、細い息をゆっくり吐いていき、
吐ききってお腹がぺったんこになったら、同じく5秒間息を止めます。

②と③を一往復として10往復します。

あと、これをやっている最中は、できるだけ呼吸を意識して、
何も考えないほうがいいみたいです。

これを毎日やっていた時期は、生理痛が軽くなりました。
ただ、ついつい面倒になりやめてしまいましたが・・・(^_^;)

忙しくてなかなか時間がとれない時や、外出中でゆっくりできない時は、
深い呼吸をゆっくり繰り返すだけでも効果があるので、
これからは、できるだけ意識してやるようにしようと思っています♪

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セロトニンが増える

ところで、なぜ、腹式呼吸をすると頭痛が改善したのでしょうか。
これには、セロトニンという脳内物質が深く関わっているようです。

以前、セロトニンについて記事を書きましたが、
ここで、もう一度、簡単にセロトニンについてご説明します。

脳内物質のひとつであるセロトニンは、正常に分泌されると、
自律神経のバランスを整えたり、頭痛・生理痛・不定愁訴などの痛みや、
不快な症状を抑えてくれたりと、私達を健康に導いてくれるとても頼もしい物質で、

このセロトニンの分泌を増やす方法のひとつに、ウォーキングやラジオ体操、
そして、呼吸法などの「リズム運動」があるそうです。

丹田呼吸をしたことで、頭痛や生理痛が軽減したのは、
セロトニンのおかげだったのですね。

また、丹田呼吸をし終わった後は、頭が冴えてすっきりするのですが、
これもセロトニンが多く分泌されている証拠。

体の痛みを抑えるだけではなく、記憶力や集中力を高めたり、
依存症を改善するなどの効果も期待でき、まさに呼吸法は万能!

え、こんな簡単なことで?

と、思われそうですが、道具もお金も場所も必要なく、
誰もが普段、無意識に行っている呼吸で、
健康になれるなんて、うれしいですね。

この機会に、もう一度、
腹式呼吸を習慣化していこうと思っています♪

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