私は、子どもの頃からずっと、ほとんど1日も欠かさず、朝食を食べていました。
トーストに牛乳が定番で、そこに時々果物やヨーグルトが加わります。
大人になってもその習慣は変わらず、(牛乳がコーヒーに変わったくらいで)
ずっとおいしく朝食を頂いていたのですが、なぜだかここ数年、朝食が進みませんでした。

あれだけ好きだったトーストも、まったくおいしく感じなくなり、
なんだか無理やり食べている感じだったのです。

それでも長年の習慣から、何の疑いもなく、
朝食は食べるようにしていたのですが、

今年の夏、いつも以上に体調を崩してしまい、
とうとう朝ごはんが食べられなくなってしまいました。

その後、体調は戻ったのですが、朝ごはんが食べたいという欲求は戻らず、
自然に朝ごはんを食べなくなって、今に至っています。

その間、まだ2ヶ月くらいなのですが、私はある変化に気が付きました。

それは、ここ数年、いや、10年かそれ以上感じたことのない、
爽快感が体中みなぎっているのです!

それまでずっと、慢性的に疲労感を感じており、偏頭痛、じんましん、
抜け毛など様々な体調不良に悩まされていたことから、気力も減退してしまい、
何をやるのも億劫で面倒くさく、(実際体もなまりのように重い)
昔の自分はこんなんじゃなかったのになぁ・・・と、悔やむ日々だったのが、

朝早くからスッキリと目覚め、シャキシャキと動くことができ、
夕方になっても疲れをさほど感じなくなったのです。(もちろん、頭もクリアです)

それに、パソコンを使う仕事がら、以前は、目が疲れやすく、
ブルーライトカットのメガネも購入し、使っていたのですが、
目が疲れなくなったので今では不要に。

そして、何よりもうれしかったのは、ここ7年ほど悩まされていた偏頭痛が、
まったく起こらなくなったのです。

時々、偏頭痛ではない頭痛が起きることはあったのですが、
今ではそれさえもなくなりました。

大げさではなく、本当に劇的に体が変わったので、
一体何があったのだろうと、よくよく考えてみたところ、

たったひとつだけ生活を変えたこと、
そう、朝食をやめて、1日2食の生活になったことに、
思い当たったのです。

そこで、今回は、「1日2食」健康法について調べてみようと思うのですが、
まずはその前に・・・・

Sponsored Link

1日3食はいつから?

私たちは「1日3食」食事をとることが基本とされていますが、
いつ頃からそうなったのでしょうか。

昔は1日朝夕の2回しか食事をとらなかったそうですが、
江戸時代の後期から、お昼ごはんが加わり、1日3食食べるようになったと言われています。

というのも、この頃、庶民の間にあんどんやちょうちんのように、
照明器具が普及し夜遅くまで起きている(仕事の時間が長くなった)ことで、
お昼も食べよう、ということになり、1日3食になったのだとか。

その後、1935年には、国立栄養研究所の佐伯矩医学博士が、公式に1日3食を提唱し、
「1日3食を規則正しく食べる」
ことが日本人の間で定着したのだそうです。

「朝ごはん」を食べることが推奨されている

そして、1日の食事の中でも最も重要だとされているのが朝ごはんです。
ほとんどの人が、子どもの頃、

「朝ごはんはしっかり食べなさい!」

と、言われたことがあると思います。

また、世間でも、

「朝ごはんをしっかりとらなければ目が覚めない」
「頭が働かない」
「パワーが出ない」
「集中力が続かない」

などと、言われていることを聞いたことがあるでしょう。

もし、朝食を食べない、という人が身近にいれば、なんとなく、

「具合が悪いのかな」
「ダイエット中なのかな」

と思ってしまうのも、この教育の影響なのでしょうね。

朝食が体調不良の原因?

しかし、実はこの朝食が体調不良の原因になっているというのです!

というのも、人間の体は食べたものを消化し、体の外に排出するまで約18時間かかるそうで、
そのため、1日1回、食事の間隔を18時間あけないと、
内臓が24時間フル活動し続けることになる
のです。

もう少し詳しくみてみると、例えば、夜の7時に夕食をとって、
翌朝の6時か7時に朝ごはんを食べるとします。

すると、その間、11時間~12時間ほどしか経っていないため、
内臓はまだ、排泄処理の真っ最中。
それなのに、次の食べ物が入ってくることから、内臓はさらに排泄処理に追われることに。

これが休みなく毎日繰り返されるのだから、そりゃ、内臓が疲れるのももっともです。

なので、朝食を抜き、食事の間隔を18時間あけてあげると、
1日に1回、排泄が完全に行われることで、内臓は十分な休養を取ることができ、
その結果、体の疲れがとれ、爽快感を感じられる
のだそうです。

肝臓の疲れ

ところで、物を食べることがそれほど体を疲れさせることなのか、
ということについて、もう少し詳しく調べてみると、

私たちが何か物を食べると、
胃腸はもちろんのこと、特に肝臓が酷使される
のだそうです。

というのも肝臓は、入ってきた栄養をエネルギーに変えたり、保存したりする働きをし、
有害物質を毒性の低い物質に変えて体外に排出したりと大忙しだからです。

これだけの作業を休みなしに1日3回、毎日していることを考えると、
肝臓が疲れてしまうのもうなずけますね。

それではなぜ、肝臓の疲れが、体の疲れにつながるのでしょうか?

それは、肝臓が疲れると、肝臓で合成されるべき物質が合成されず不足したり、
逆に分解しないといけない物質が分解されず増加してしまって、
他の器官が正常な働きをするのを妨げ、有害な物質が体内に残ってしまうからなのだとか。

このような体内の異常を、体が「疲れ」として感じるのですが、

肝臓が疲れてしまうと、本来ならば寝るとリセットされる疲れもリセットされなくなり、
いつも疲れている、倦怠感がある、というような状態になってしまいます。

もう少し具体的には、

慢性的な疲れ
寝ても疲れがとれない
目覚めが悪い
食後に強烈な眠気に襲われる
疲れやすい
めまい
便秘
肌がかゆい(肌荒れ、ニキビなども含む)
抜け毛、くせ毛など髪の毛のトラブル

などと、一見、肝臓とは関係ないものばかりですが・・・

なんと、私はきれいに、すべて当てはまっていたのでした(笑)

1日2食健康法のやり方は?

1日2食健康法のやり方はとても簡単で、朝食を抜くだけなのですが、
いきなり朝食を抜くのが不安な人は、
少しずつおかずを減らしていくと良いようです。

すっかり朝食を抜いた後も、
常温の水で水分補給を忘れないようにしてくださいね。

ちなみに私は朝起きてすぐに、白湯を飲むようにしています。
その相乗効果で体調が良いのかもしれません♪

1日2食にしない方がいい人は?

ここで気をつけてほしいのが、子ども、運動をする人、肉体労働をする人
などは多くのエネルギーが必要なので、1日2食にしない方が良いと思います。

また、病気の人で医師の治療を受けている人なども、
自己判断でせずに、お医者さんに相談してからやることをオススメします。

Sponsored Link

ダイエット効果もあり!

1日2食にすると当然のことながら、ダイエット効果もあります。
ただ、どか食いしないように気をつけてください!

当たり前の話になりますが、摂取カロリーが消費カロリーを上回ると、
1日2食でも太ってしまいます。(たとえ1日1食でも!!)
お相撲さんがその良い例ですね。

それなら、痩せている人はもっと痩せてしまうのでしょうか。

いえいえ、そんなことはないので、ご安心ください。

内蔵が休まることによって腸の働きが良くなることから、
きちんと腸から栄養を吸収することができるようになるので、
健康的な体になり、痩せていくことはないようです。

今のところ私(痩せ型)は、体重は変わっていませんが、
痩せている人は体重が増えて適正体重になるそうです。

いずれにしても、健康な体になるということが一番大事ですね♪

さて、いかがでしたでしょうか?

健康になるうえに、時間とお金も節約できる、
1日2食健康法。

今回詳しく調べてみて、今までどんな時でも、
欠かさず朝食を食べていた自分にぞっとしました!

朝起きた直後、まだお腹が空いていないのに、
健康のためだと思って無理やり朝ごはんを食べる・・・

この行為がどれだけ内蔵に負担をかけていたのか、
考えると本当に恐ろしいです。

私の最大のテーマである「肌がかゆい」は、まだ改善されていないのですが、
朝食を抜くことで慢性的に感じていた疲労は数日で、
アレルギー性疾患は数ヶ月で治ってしまうと言われていますので、
そのうち治ることを期待して、これからも続けていこうと思います。

長生きしたければ朝食は抜きなさい

Sponsored Link