私は、夜の10時半に寝て、朝は7時頃起きる、
という生活を長年続けていたのですが、

ここ最近は、夜中の2時に寝て、
朝は7時に起きるという生活に変わり、
睡眠時間が大幅に減ってしまいました。

夢も見ないほど、ぐっすり眠れるので、
朝は比較的すっきり目覚められるのですが、

1日が進み、疲れが出てくると、
眠気が顕著に表れます。

例えば、電車で座席に座ると、
とたんに眠くなり、そのまま爆睡したり、

食後、ひどい眠気に襲われるなど・・・

以前はそのようなことがなかったので、
やはり、睡眠不足気味なのかもしれません。

自分自身の感覚では、もし、
夜12時頃に寝ることができたら、
睡眠不足が解消できるような気がするのですが、
今はまだ、実現できていない状態です。

そこで、今回は睡眠時間について、
調べてみました!

理想の睡眠時間は?

昔から、「8時間睡眠が理想」、
と、よく言われてきましたが、
これはまったく根拠のない誤りだそうで、

理想の睡眠時間は人それぞれ異なるため、
一概には言えないそうです。

そして、一晩に6時間半~7時間半、
睡眠時間をとっている人が、
最大限のパフォーマンスを発揮でき、幸福度も高い、
という研究結果もあるようですが、
これも、信憑性には乏しいですね(^_^;)

睡眠不足で体と脳にダメージが蓄積する?

ところで、もし、睡眠不足の状態が続くと、
一体どうなるのでしょうか?

ペンシルベニア大学とワシントン州立大学が、
ある実験を行ったそうです。

1日平均7時間~8時間睡眠をとっている、
健康な男女48名を集めて、

8時間睡眠のグループ、
6時間睡眠のグループ、
4時間睡眠のグループ、

の3つのグループに分け、
14日間その睡眠時間を守ってもらい、
14日後テストをしたところ、

6時間睡眠の人たちは、
お酒に酔っているのと同じ状態で、

4時間睡眠の人たちは、
テスト中に寝てしまう人もいたそうです。

また、4時間・6時間睡眠の人たちの脳の機能は、
日ごとに低下していったのでした。

そして、一晩か二晩の睡眠不足の場合には、
質の良い睡眠を数日とることで、
体と脳の機能は完全に回復することができるそうですが、

数週間から数ヶ月にわたる長期間の睡眠不足の場合、
体と脳の機能が完全に回復するには、
どれくらいの期間が必要なのか、
現在はまだ分かっていないのだそうです。

睡眠不足が習慣になると?

また、他の習慣と同じように、
睡眠不足も慣れてしまうそうで、

能力が減退していることに、
気づくことができないのだとか。

知らず知らずのうちに、
体が蝕まれているようで不安になりますね・・・

病気・死亡リスクがアップする?

そして、睡眠不足による脳のダメージは、

・アルツハイマー
・糖尿病
・癌
・心臓病
・記憶力の低下
・精神不安定(イライラ、切れやすい)
・肥満
・免疫力の低下
・頭痛
・脳卒中

などを引き起こしてしまうそうです。

人間は寝ている間に、体の浄化や、
修復、回復を行っていると言われているので、

睡眠不足になると、これらが追いつかず、
老廃物や疲労物質が蓄積してしまい、
様々な体の不調や病気を引き起こしてしまい、
最悪の場合、死亡することもあるのだとか。

若い人の突然死も、睡眠不足が遠因という説があり、
若いからといって油断はできませんね。

ショートスリーパー

とは言え、睡眠時間が短くても、
健康な人がいるのも事実。

睡眠時間が6時間以下でも、
健康で、何の問題もなく日常生活を送れる、
「ショートスリーパー」という人たちです。

芸能人でいうと、

明石家さんまさん、畑正憲(ムツゴロウ)さんは、
2~3時間、

小倉智昭さんは3時間半、

尾田栄一郎さん(漫画「ワンピース」の作者)は、
4時間、

勝俣州和さんは4~5時間、

だそうです。

ただ、ショートスリーパーの人々は、
短時間睡眠でも大丈夫な遺伝子を持っているとのことで、

普通の人が、無理をして、
6時間以下の睡眠時間しかとらなかった場合、
体調が悪くなり、死亡リスクが上がると言われており、

うらやましいからといって、
安易に真似をするのは危険かもしれません。

ロングスリーパー

一方、ショートスリーパーとは逆に、
9時間以上の睡眠時間を必要とする人たちのことを、
「ロングスリーパー」と呼ぶそうで、

有名人でいうと、

アインシュタイン(物理学者)が10時間
タイガー・ウッズさん(プロゴルファー)が10時間
ミハエル・シューマッハさん(F1ドライバー)が12時間
水木しげるさん(漫画家)が9~12時間

そして、こちらも、「ショートスリーパー」同様に、
普通の人が長時間睡眠を取り続けると、

・心臓病
・肥満
・糖尿病

などのリスクや、
死亡リスクが高まるという説が・・・

結局のところ、自分の体は、
自分にしか分からないということで、

自分の体が出しているサインを聞き逃さず、
その時に必要な睡眠時間をとるという、
当たり前のことが大事なようですね。

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