「だし昆布を口の中で転がすとなぜ口臭を抑制してくれるのか?」
私達人間は、目の中にゴミが入ると、涙があふれてきて、
ゴミを外に押し流そうとします。
口の中も同様で、口の中にゴミが入ってくると、唾液が湧き出てきて、
反射的に危険なものは吐き出し、安全なものは飲み込むという働きがあるので、
(例えは悪いですが)だし昆布に、ゴミの代わりになってもらおう、
というのです。
口の中に出し昆布があると、硬くて四角い角が舌に当たるたび、舌が異物と判断し、
唾液が湧き出てくるので、だし昆布を異物として認識させ続けるため、
噛み砕かないようにしてください。
また、昆布には、唾液の乾燥を防ぐアルギン酸(昆布表面のヌメヌメした部分に含まれている成分)や、強力な殺菌作用と消臭作用がある葉緑素が含まれており、だし昆布が少しづつ溶けることにより、これらの成分による口臭抑制効果の持続が期待できるそうです。
注意点
ここで、注意してほしいのが、だし昆布の切り方です。
- 異物感を出すため長方形にカットする(正方形では異物感が出ない)
- 角がとがっているほど、舌が異物として判断するため、四角く真っ直ぐに切る。(間違っても丸くカットしないように・・・)
以上2点に気をつけてくださいね。
笑顔のエクササイズはこちら
- 2,3回、口をパクパクさせる
- 緊張を和らげる準備として唇をとがらせる
- 唇を「イー」と広げて笑顔をつくる
- その笑顔の状態で舌の先を上下に動かし、唾液を出す
- 1~4を繰り返す(唾液が出ない時は水を含む)
- 舌を口の天井でゴシゴシ磨き、たまった唾液を飲み込む
- 舌の変な味が消えるまで1~6を繰り返す
1~7までがうまくできるようになったら、次のエクササイズも試してみてください。
最初はしんどいかもしれませんが、舌の筋肉が鍛えられ、口が乾燥した時に意識的に唾液が出せるようになるそうです。また、このエクササイズを1ヶ月ほど続けると、舌がキレイになり、口臭の悩みから解放されるそうなので、やってみる価値ありですね!
- 先ほどのエクササイズの後、顔を45度上に向ける
- 指が縦に2本分くらい入るくらい、口をあける
- 口を開けたまま、上前歯の裏→舌前歯の裏→右→左へと約3分動かす
※1回3分、1日3回を目標にやってみると、効果が実感できるようです。
注意点
舌を動かす時は、舌先ではなく、舌の奥を持ち上げるようにすると、
上手に動かせるようになり、また、舌の筋力がつくそうです。
ガムを使うことによって得られる様々な利点
- まず、ガムを噛むことで唾液が出る
- さらに、球体となったガムを舌の上に置くことで、舌が異物と判断し、排除しようとたくさんの唾液が出る
- ガムを舌の上に置くことで自然に舌が動き、唾液が出る
- しゃべる時はすばやく、ガムをほっぺたに挟むため、ほっぺたにある唾液腺を刺激し、唾液が出やすくなる
- 緊張しても口の中がカラカラになることはなく、いつも無臭の状態を保てる(口臭を気にしなくてもいい)
- ガムが口の中に入っているため、口呼吸にならず、自然に鼻呼吸をするようになるので、口が乾かない
水を飲むタイミングは?
コップ一杯を目安に、次のタイミングで飲んでみてください。
- 朝起きた時の歯磨きの後
- 午前10時頃
- 午後4時頃
- 午後10時頃
なぜコーヒーを飲むと口が臭くなる?
コーヒーを飲むと口が臭くなる理由
- コーヒーの豆の微粒子が口内のPHを下げ、その結果、唾液の分泌量が減り、口内の細菌が増える
- コーヒーに含まれるカフェインには利尿作用があるため、水分不足を起こし、唾液の量が減り、口内の細菌が増える
- コーヒー豆の微粒子や、コーヒーに入れる砂糖、ミルクが舌に付着しやすい
などが考えられるそうです。
なぜにんにくを食べるとクサイ?
にんにくのニオイの元は「アリシン」という物質なのですが、にんにくを食べると、この「アリシン」が胃腸から吸収され、血液の中に流れ込み、肺を通して口や鼻からニオイが出てくるのだそうです。
ちなみに、にんにくを食べると、30分~1時間ほどで「アリシン」が胃腸から吸収され、その後、血液に流れ込んでしまうと、なんと、約16時間はニオイが消えないのだとか!つまり、翌日にクサイのは、口の中に残っているにんにくのニオイというよりは、肺からのニオイということで、体全体からニオイを発していることが分かりますね。