体臭と同じくらい気になるのが口臭。

なのに、なかなか自分では気がつかないもので、知らない間に「口の臭い人」と思われているかもしれないと思うと、ちょっと心配です。

実は私も、今まで口臭を誰からも指摘されたことはなかったのですが、ここ2~3年ほど、旦那さんに指摘されるようになりました。

日によって、口臭の強い時とそうでない時があるようで、私にはまったく自覚がありません。体調が良い、悪い、疲れている、疲れていない、運動した、していない、そういうのが、まったく関係ないようです。

なので、自分では何に気をつけていいのか分からず、困っています。
(毎食後と寝る前に必ず歯は磨いています!)

そこで今回は、口臭について調べてみました!

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口臭の原因は?

1.唾液が減る(口の中が乾燥する)

唾液には、口の中を洗浄したり、殺菌するなどの自浄作用があるのですが、唾液が減って口の中が乾燥すると、この自浄作用が低下。剥がれ落ちた粘膜や食べ物のカスに含まれるタンパク質を分解する細菌(※)が増えることで口臭が発生してしまうのだそうです。
(※タンパク質が細菌に分解・発酵される過程でガスが発生し、
このガスが口臭の原因となります。)

2.唾液が減るのはどんな時?

・ストレス、緊張

唾液の分泌量は自律神経が調節しているそうで、ストレスを感じたり、緊張するなど、交感神経が優位になると、唾液の分泌量が減り、口臭が強くなってしまうそうです。これとは逆に、リラックスしたり、穏やかな気持ちでいる時は、副交換神経が優位になり、唾液の分泌量が促進されるそうです。

・ホルモンバランスの乱れ

女性にはホルモンバランスの乱れ、(思春期、排卵期、月経時、妊娠時、更年期)に口臭が強くなることがあるようです。

女性ホルモンには、プロゲステロン(黄体ホルモン)とエストロゲン(卵胞ホルモン)の2種類があるのですが、ホルモンバランスの乱れにより、エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌量が減少し、プロゲステロンの分泌量が増加すると、唾液の分泌量が低下。口の中が渇きやすくなってしまうのだそうです。

・朝起きた時

「噛む」「話す」など口を動かすことで唾液腺が刺激され、唾液の分泌量が増えるのですが、寝ている間は唾液線が刺激されず、唾液の分泌量が低下してしまいます。さらに、口呼吸をしていると、口の中が乾燥しやすくなってしまうため、朝起きた時の口臭は、1日の中でも一番強いと言われています。

また、これと同じ理由で、長時間、飲んだり食べたりしていない時も、唾液の分泌量が減り、口臭が強くなってしまいます。

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改善方法は?

・唾液を出す

唾液の量を増やすことが、口臭の改善、予防となることがお分かりいただけたと思います。それではどのように唾液の量を増やせば良いのでしょうか。

唾液の分泌量が減る原因のひとつに、顎や舌の筋肉の衰えがあるそうです。

そこで、舌の筋肉を鍛えるために次のような運動を紹介します。

1.舌を思いっきり前に出し、自分の目で見えるくらいまっすぐ伸ばして10秒キープ

2.舌を下に向けて、あごにつけるイメージで10秒キープ

3.舌を上に向けて、鼻の頭につけるイメージで10秒キープ

4.舌を左に思いっきり伸ばして10秒キープ

5.舌を右に思いっきり伸ばして10秒キープ

6.最後に口の周りを一回転

その他にも日常生活でできることとして、会話をよくする、食事の時、よく噛むなどでも鍛えられるそうなので、ぜひ、実践したいですね。

・鼻呼吸をする

口の中の乾燥を防いだり、口臭の原因となる細菌を増殖させないため口呼吸をやめ、鼻呼吸をすることをオススメします。かくいう私もついつい口呼吸をしがちで、特に睡眠中は、無意識のうちに口呼吸をしているようなので、鼻呼吸をするように意識しています。

2.口の中のトラブル

・汚れ

食べかすや粘膜、細菌のカスがたまると舌の上に「舌苔(ぜったい)」と呼ばれる、白っぽい汚れが付着します。この舌苔に含まれるタンパク質が常在菌によって分解されると、「揮発性硫黄化合物(きはつせいかごうぶつ)」
と呼ばれる口臭の原因となる物質を作りだしてしまうそうです。

ちなみに、多少の舌苔は健康な人にもあるそうですが、ストレスや胃腸の不調、糖質や脂質の多い食べ物、アルコールやたばこなどの嗜好品でも舌苔が増える原因となるのだとか。

・歯周病

そして、舌苔の次に多い原因だと言われているのが、歯周病です。

歯周病は、歯と歯茎の間にある「歯周ポケット」と言われる隙間に、食べカスや歯周病の原因となる細菌が入ってしまい、このたまった歯垢(プラーク)はタンパク質の集まりであるため、細菌に分解されて強い口臭が発生してしまうのだそうです。

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改善方法は?

もう、お分かりかと思いますが、歯医者さんに行くことが重要です。痛みや腫れなど異常がないと、ついつい放置してしまいがちですが、3ヶ月に1回は定期検診に行き、歯石除去やクリーニングをしてもらうと良いようです。

歯周ポケットにたまった食べかすなどは、歯磨きだけでは取り除くことができませんし、舌苔も、自分で取り除ことうとすると、舌を傷つけてしまう恐れがあるため、歯医者さんにおまかせしたほうが安全ですね。

3.にんにく、ニラ、コーヒー、アルコール

・にんにく、ニラ

にんにく、ニラが口臭の原因になることは、簡単に想像がつくと思います。誰にでも分かるくらい、凄まじ口臭が発生しますよね(^^;)

にんにくやニラに含まれる、ニオイのもとになる成分が血液を通り、肺を通して口や鼻から出てくることが口臭の原因なのだそうです。

・コーヒー

コーヒーも口臭の原因となってしまうのですが、その原因として

1.コーヒーの豆の微粒子が口内のPHを下げ、その結果、唾液の分泌量が減り、口内の細菌が増える

2.コーヒーに含まれるカフェインには利尿作用があるため、水分不足を起こし、唾液の量が減り、口内の細菌が増える

3.コーヒー豆の微粒子や、コーヒーに入れる砂糖、ミルクは舌に付着しやすいことから、口臭の原因になってしまう

などが挙げられます。

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改善方法は?

ニラやにんにくの口臭対策として、ニラやにんにくを食べることが分かっている場合は、食前にコップ一杯の牛乳を飲むと、牛乳が胃に幕を張り、牛乳に含まれるタンパク質が、ニオイのもとになる成分を包み込むため、口臭が抑制されるのだそうです。

また、コーヒーについてなのですが、コーヒーを飲むことで口の中が乾燥したり(唾液が減る)、コーヒー豆の微粒子が舌に付着することが原因ということなので、水を飲みながらコーヒーを飲むことで口臭が抑制されるそうです。また、コーヒーを飲み終わった後に、うがいをすることで、付着物が洗い流されるので、口臭予防に効果的なのだとか。

コーヒーを飲みながら水はちょっと・・・という人は、うがいをすると良いかもしれませんね。

・アルコール

アルコールは、肝臓で強い臭気を含む「アセトアルデヒド」という物質に分解され、解毒化されるのですが、お酒を飲みすぎて肝臓が疲れてしまうと、「アセトアルデヒド」の分解が追いつかず、解毒されないまま「アセトアルデヒド」が血流に乗って体内に取り込まれ、肺や粘膜からニオイとなって出ていくのだそうです。

また、コーヒー同様、アルコールにも利尿作用があるため、水分不足を起こし、唾液の量が減り、口内の細菌が増えることから口臭が発生してしまうのだそうです。

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改善方法は?

気になる改善方法は、

1.肝臓の働きを助けるため、飲酒の前に「ウコンの力」などの二日酔い防止ドリンクを飲む。

2.肝臓を疲れさせないために、お酒を飲む前に軽く何かを食べておく。(空腹時にお酒を飲むと肝臓が一気にアルコールを吸収してしまい、肝臓へ負担がかかることから)

3.飲酒後、水やスポーツドリンクで水分補給をする。コーヒー、紅茶、緑茶は利尿作用があるため、避ける

などがあります。

4.体調不良

・疲れた時、空腹時、ダイエット時

疲れた時や空腹時、ダイエット時にも口臭がきつくなるそうです。
というのも、肝臓が体にエネルギーを補給しようと、ケトン体という物質を作るのですが、
このケトン体が臭いニオイを発するアセトンと呼ばれるガスとなり、肺から出てくるため、口臭がひどくなるそうです。

・風邪の時

風邪をひくと、免疫力が低下することから、口内に口臭の原因となる細菌が増殖してしまうそうです。また、鼻づまりのため、口呼吸が多くなることや、熱が出て、体の水分が出ていき、唾液の分泌量が減ってしまうなど、口の中が乾いた状態となり口臭がしてしまうのだそうです。風邪は口臭のオンパレードですね。

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改善方法は?

鼻水や発熱で体内の水分が減ってしまい、口の中が乾き、唾液が不足することで、口臭がひどくなるとのことで、水分をしっかり摂ると良いそうです。

5.病気(扁桃腺炎、慢性鼻炎、副鼻腔炎(蓄膿症)逆流性食道炎)など

・扁桃腺炎、慢性鼻炎、副鼻腔炎(蓄膿症)

扁桃腺炎、慢性鼻炎、副鼻腔炎(蓄膿症)などで、鼻やのどにに膿が生じると、
口の中に膿が流れ込んでしまい、口臭となってしまうそうです。

・逆流性食道炎

逆流性食道炎になると、胃液が食道に向かって逆流するため、酸っぱい刺激臭がしたり、消化不良の食べ物がのどに付着するため、のどから腐敗臭がしてしまうそうです。

ちなみに、胃が悪いと口臭がする、と思われがちですが、胃と食道の境目には「弁」があり、普段はこの弁が閉じられていることから、口臭がすることはないそうです。

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改善方法は?

医療機関を受診し、適切な治療を受けることをオススメします。
扁桃腺炎、慢性鼻炎、副鼻腔炎(蓄膿症)は耳鼻科を、逆流性食道炎は胃腸科や消化器科を受診すると良いそうです。

さて、いかがでしたでしょうか。

自分の口臭の原因が何なのか、なかなかわからないものですが、とりあえず、口の中が乾燥しないように水分を多く摂ることが大切なことがわかりました。また、一見、関係ないように思える、自律神経やホルモンバランスの乱れなども口臭の原因になるとのことで、ストレスを上手に発散したり、運動をするなど、健康な体作りを目指して行こうと思います♪

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