私は、20歳前後だった若い頃、ひどい生理痛に悩まされていました。
一番ひどかったのは、生理が始まる直前で、子宮が収縮しているせいか、雑巾のようにぎゅっ~と絞られるような激痛に襲われ、
冷や汗が出て、転げ回るほどでした。
それが、ひとたび、生理が始まると、嘘のように痛みがひき、その後は何の問題もなく、日常生活を送ることができたのでした。
また、これほどひどくはなくても、生理が始まって2~3日はお腹が痛いことが普通だったので、毎回、鎮痛剤を飲んでしのいでいたと思います。
ところが、20代半ば~30代前半の頃は、生理痛ではなく、生理が始まる2週間ほど前から、体調が悪くなるようになりました。
特に、精神面での不調が大きく、普段何とも思わないような些細なことが気になったり、小さなことが不安になるなど憂鬱な気分に襲われ、しばらくすると、生理が始まることから、
「ああ、あの憂鬱は生理のせいだったんだ」
と、わかるのでした。
そして、さらに年齢がいくと、生理前の不快感が、ひどい眠気、腰痛、体が重だるい、吐き気(嘔吐)、偏頭痛など、身体的な症状が主になりました。
(とはいっても、憂鬱になったりイライラしたりは、今もありますが。)
このような生理が始まる前に起こる不快な症状が、「月経前症候群(PMS)」だということは、ずっと後になって知るのですが、
正直、生理痛(腹痛)の方がマシだと思えるほど、その日数の長さからも、「月経前症候群」は本当に辛いです。
(もちろん、月によって軽い時もあるのですが、 決まって、次の月は重くなります。)
この不快な症状の原因は何なのか?今回は、「月経前症候群」について、調べてみました!
症状は?
この「月経前症候群」は、PMS(Premenstrual Syndrome)と呼ばれており、生理の3~10日前くらいから起こる心身の不調で、
生理がくると弱くなり、やがて消えていく症状のことを言います。
主な症状としては、
体の場合
- 乳房のはりや痛み
- 肌荒れ
- 下腹部のはり
- 眠気、不眠
- 太りやすくなる(むくむ)/li>
- 疲れる、だるい/li>
- 頭痛、腰痛/li>
- のぼせる/li>
心の場合
- イライラする(怒りっぽくなる)
- 憂鬱になったり悲しくなるなど、情緒不安定になる
- 集中力が欠ける
- 頭がぼんやりする
これらの症状は200種類以上もあるとのことで、驚きですね!
原因は?
気になる原因ですが、はっきりとは分かっていないようで、
生理が始まる14日前に起こる排卵を境に、女性ホルモンである「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の分泌量が急激に低下することで、脳内のホルモンや神経伝達物質の異常を引き起こすことが、原因だと考えられているようです。
ただ、脳内のホルモンや神経伝達物質は、様々な影響を受けるため、女性ホルモンの低下だけが、原因ではないのだとか。
それでは、どのような影響を受けるのでしょうか?
- ストレス
- 食生活や嗜好品(タバコ、お酒、コーヒー)
- 自律神経の乱れ、免疫力の低下
同じ女性でも、PMSの症状に差があるのは、こういうことも関係してからなのですね~
改善方法
そして、一番気になる改善方法なのですが・・・
- 規則正しい生活をする
- ストレスをためない
- バランスの良い食事をする
- 軽い運動をする
- カフェイン、アルコール、タバコを控える
ちなみに、牛乳、ヨーグルト、ひじき、ごま、サバ、いわし、うなぎ、鶏肉、卵、ワカメ、などを積極的に摂ると良いそうです♪
生理が終わるとほっとする反面、次の生理のことを考えると早くも憂鬱になってしまい、それがストレスになり、良くないのかもしれません。
毎月、PMSや生理痛との闘いですが、少しでも良くなるように、日々の生活に気をつけたいと思います!
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