インフルエンザが流行する季節がやってきました。
毎年10月~11月頃になると、世の中がインフルエンザのニュースで、
慌ただしくなることから、今回はインフルエンザについて調べてみました!
症状は?
インフルエンザに感染した人を見ていると、
本当に辛そうなのですが、
具体的にどのような症状が出るのでしょうか。
インフルエンザは、「インフルエンザウィルス」に感染することで、
急激に発症し、症状が重くなることが特徴で、
38度以上の高熱、関節痛、筋肉痛、頭痛、全身の倦怠感、
食欲不振などが現われるそうです。
そして、少し遅れて、せき、のどの痛み、鼻水などの呼吸器系の症状が表れ、
中には、腰痛や吐き気を訴える人もいる、とても怖い病気なのです。
潜伏期間は?どうやって感染する?
「インフルエンザウィルス」の潜伏期間は1日~3日と短く、
その後、38度以上の高熱や全身症状(筋肉痛、頭痛など)が表れ、
その症状が3日~7日間続いた後、
ようやく治り始めるのだそうです。
これを聞いて、潜伏期間が異常に短いと思われたかもしれませんが、
それは感染経路と関係しているようです。
というのも、インフルエンザは、インフルエンザに感染した人の、
せきやくしゃみのしぶきを吸い込む、「飛沫感染」によるものが最も多く、
のど、気管支、肺で急激にウィルスが増殖し、
感染2日でウィルスの増殖はピークに達するのだとか!
そいうわけで、インフルエンザは、風邪などの他のウィルスと比べて、
発症が早いと言われているのです。
流行時期は?
他人のせきやくしゃみのしぶきを吸い込んで感染なんて、
ホントに嫌ですよね!
満員電車や会社など、
密閉された空間は特に地獄です・・・
こうなったら予防のためにマスクをまとめ買いをしておきたいのですが、
インフルエンザは一体いつから流行するのでしょう?
インフルエンザは毎年11月~12月頃に始まり、
年明けの1月~3月にピークとなるそうで、
その強力な感染力から、ひとたび流行すると、年齢、性別を問わず、短期間で、
多くの人に広まってしまうのだそうです。
「インフルエンザウィルス」の種類はA型、B型、C型
そこで、「インフルエンザウィルス」の種類を調べてみると、
A型、B型、C型の3種類があり、
毎年流行を繰り返しているのが、
A型とB型なのだそうです。
特にA型は、最悪、死に至ることがあるほど、
症状が重くなるケースがあり、
A/H1N1型(ソ連型)、A/H3N2型(香港型)、
新型インフルエンザウイルスなどが、A型にあてはまるのだそうです。
また、1918年、世界中で猛威をふるったスペインかぜもA型で、
なんと、感染者は5億人以上、死者は5000人~1億人に上ったというから、
凄まじいですね!
(記録にある限り、人類が遭遇した、
最初のインフルエンザの大流行だといわれています。)
その一方で、B型は比較的症状が軽いことから、
インフルエンザと気がつかない人も多いのですが、
下痢を起こしやすいという特徴があるそうです。
そして、もうおわかりかと思いますが、
C型は、B型よりもさらに症状が軽く、
鼻風邪のような症状で済んでしまうのだとか。
同じインフルエンザでも、A、B、Cではこんなに違うのですね~
検査は?
不幸にも、インフルエンザにかかったかな、
と思ったら、すみやかに医療機関を受診することをオススメします。
というのも、症状が出て、3日目以降にはインフルエンザウィルスは減り始めるので、
発症後、48時間以内に検査を受けないと確実な診断はできないからです。
正確な治療をしてもらうためにも、
早期受診は大切ですね!
ちなみに、インフルエンザの検査は、
綿棒で鼻の粘膜をこすり、液体に浸すと、約15分ほどで、
インフルエンザに感染しているか、結果が出るそうなので、
検査自体は簡単のようです。
インフルエンザは寝て治す?
また、驚くべきことに、インフルエンザは、
自然治癒も可能なのだそうです。
何年か前にお医者さんに聞いた話なのですが、
インフルエンザは、本当は
ゆっくり安静にしているだけで治る病気なのだとか!
実際、海外の人は、お薬をあまり飲まず、寝て治すことが多いそうで、
すぐに薬を飲んで治そうとする日本人とは大きく違っています。
そういえば、以前勤めていた職場の部長さんも、
インフルエンザにかかった時、お薬を飲まず、ただひたすら、
水を飲んで治したと言っていて、とても驚きました。
ただ、人によっては、治癒するのに10日以上もかかってしまい、
(インフルエンザは、約10日前後で終息することから)
体力を激しく消耗してしまうので、
やっぱり、医療機関を受診した方が良いかもしれませんね。
最善の予防方法は手洗い!
そして、いよいよ予防方法なのですが、
・予防接種
・人混みを避ける
・手洗い
・温度管理(湿度を心がける)
・十分な休養
・バランスの摂れた食事
と、ほとんど風邪予防と同じなのですが、
インフルエンザの場合、特に、手洗いが効果を発揮するとのこと。
私たちの身近にある、パソコン、ドアノブ、電車の吊革、トイレなど、
様々な場所にウィルスが付着しており、
それらを触った手で、無意識に自分の目や、口、鼻を触ってしまったり、
食事をすることでウィルスが体内に侵入してしまいます。
そこで、ウィルスが体内に侵入するのを防ぐため、
手を洗いましょう、というわけなのです。
手洗いの頻度なのですが、帰宅時や食事の前だけではなく、
不特定多数の人が触れたもの(会社のパソコン、ドアノブ、電車の吊革など)に触った後は、
可能な限り洗う方が良いようです。
ちょっと面倒・・・かもしれませんが、
手洗いだけでインフルエンザの感染リスクが軽減するなら、
やってみる価値は十分にありますね!
マスク、うがいは効果がない?
そして、なんと、風邪予防の王道でもある、
「マスクの着用」「うがい」は、
インフルエンザの予防には効果がないのだとか!
インフルエンザウィルスの粒子はとても小さいため、
マスクを簡単に通過してしまうからだそうですが、
それでもがっかりすることはありません。
マスクをすることで、口や鼻の粘膜の保湿ができることから、
やっぱりマスクはしたほうが良いとのこと。
また、「うがい」についてなのですが、
インフルエンザウィルスは、気道に付着すると、
約20分という短時間で体内の細胞に取り込まれ、
増殖を繰り返すことから、
うがいで予防するとすれば、
20分ごとにうがいをしなければなりません。
ということは、つまり、外出先や職場で、誰かがせきやくしゃみをするたびに、
20分以内にうがいをしなければならないということで、
どう考えても、現実的ではありませんよね。
それに、たとえ仮に20分おきにうがいをしたとしても、
感染力が強いことから、うがいでウィルスを洗い流すことはできないので、
いずれにしても、うがいだけでは効果がないそうです。
インフルエンザにかからない人の特徴
それでは最後に、インフルエンザにかからない人の特徴についても、
調べてみました!
それは・・・
・ストレスをためない
・睡眠をしっかり摂っている
・栄養バランスの良い食事を摂っている
・人混みに行かない
・適度に運動をしている
・体温が高い
というような生活を日頃からしている人なのだそうです。
(インフルエンザの予防方法を日常生活で行っているということですね~)
実は私はインフルエンザにかかったことがないのですが、
上記の生活ができているのかちょっと自信がありません・・・
ただ、インフルエンザにかかっても、
鼻風邪のような軽い症状で済んでしまい、
インフルエンザにかかっていることに気がつかない場合や、
ウィルスに感染しても発症しないケースもあるそうなので、
かかっていても気がついていないだけかも?
それでも油断は禁物なので、自分の生活を見直し、手洗いを強化して、
この冬も健康で乗り越えられるように気をつけたいと思います!