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お尻の穴周辺の皮膚がかゆい・・・

私は長年、原因不明の体のかゆみに悩まされています。

当初は、首、腕、足、お腹、胸、背中、といった体のメインの部分がかゆかったのですが、
そのかゆみは徐々に範囲を広げ、ついに、普段は忘れている(意識していない)ところまでかゆくなり始めたのです。

具体的に言うと、耳の中、おへその中、目のキワ、頭皮、そして、お尻の穴周辺です。

考えてみれば、お尻の穴周辺も、皮膚でできているので、かゆくなるのも分かるのですが、できればかゆくなってほしくないところ。

場所が場所だけにかくわけにもいかず、かと言って猛烈にかゆい、

本当に厄介です(><)

そこで、ネットで調べてみたところ、かなり多くの人達がお尻のかゆみで悩んでいることが分かりました。

また、それには様々な原因があるようです。

そこで、今回はお尻の穴周辺のかゆみについて調べてみました!

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原因は?

「肛門そう痒症(こうもんそうようしょう)」

「肛門そう痒症」とは、肛門周りの皮膚がかゆくなる症状の総称をいうそうで、アトピー性皮膚炎や蕁麻疹のように、体の内側から出るかゆみではなく、自分でかいたり、こすったり、洗いすぎたりした結果、作ってしまったかゆみのことをいうそうです。

ちなみに、お尻の穴周辺のかゆみで悩む、ほとんどの人が肛門そう痒症なのだとか!

なぜ肛門そう痒症になってしまうのでしょうか?

肛門そう痒症になる原因は?

・便秘

ずばり、便秘なのだそう!

毎日すっきり便が出ていて、

「私は便秘じゃないけど?」

と思う方もいるかもしれませんが、直腸や肛門の中に便が残っていることがあるそうで、
このような状態も、便秘と考えられており、直腸や肛門の中に残った便が刺激となり、かゆみを引き起こしてしまうのだそうです。

・過度に清潔にする

このような状態から、排便後にかゆみを感じることで、

・トイレットペーパーでゴシゴシこする
・ウォシュレット付きトイレで長時間洗浄をしたり、徹底的に清潔にする、
・入浴時に石鹸で肛門を洗う(摩擦を加えすぎる)

など、過度な洗浄をしてしまい、皮膚のバリア機能が低下。
さらなるかゆみを発症してしまいます。

そして、肛門がかゆくなったことでさらに念入りに洗浄し、ますますかゆみがエスカレートして、その結果、かきむしるようになるという悪循環が生まれす。

言い換えると、最初のかゆみのきっかけは、直腸や肛門の中に残った便の刺激だったのが、洗いすぎによって、皮膚自体がボロボロになり、ひどいかゆみに襲われてしまう、
というわけなのです。

治療は?

かゆみの大元の原因は便秘のため、「便秘を治す」ことが重要で、
さらに、「塗り薬(ステロイド剤)」を塗布して治療するようです。

ただ、まだ湿疹が出ていない状態、つまり初期の直腸や肛門の中に残った便の刺激でかゆい場合は、ステロイド剤を使わず、便秘を改善するだけで治るのだとか。

なので、ちょっと恥ずかしいですが、かゆみが我慢できなくなる前に、
肛門科を受診するのが良いようです。

予防は(正しいお尻のお手入れ)?

それでは、肛門そう痒症にならないために、便秘を改善する以外に、普段からどのようなことに気をつければ良いのでしょうか。

・過度の洗浄を避ける

ウォシュレットでの長時間洗浄を避け、使用時間は5秒以内を目安にすると良いようです。また、水温と水圧は低く設定し、できるだけ刺激を与えないようにすることが大切です。

・ウェットティッシュ、薬品を使用しない

市販のお尻ふきや、ウェットティッシュ、肛門専用スプレーなどの使用はできるだけ避けた方が良いようです。これらを使用すると皮膚が乾燥し、余計にかゆくなってしまうそうです。

・洗わない

入浴時、石鹸をつけてお尻をゴシゴシ・・・という人も多いかと思いますが、これも止めた方が良いのだとか!また、石鹸を使わないにしても、お湯のみでこすって洗う必要もなく、水が流れて落ちていくだけで十分キレイになるそうなので、何もしないのが良いとのこと。

・拭きすぎないようにする

もうおわかりかと思いますが、おトイレの後、トイレットペーパーで、ゴシゴシ拭かず、ポンポンと抑えるように拭くと良いようです。ちょっと頼りない感じがしますが、ゴシゴシ拭くと肛門の皮膚が乾燥して荒れてしまい、かゆみを引き起こしてしまいます。

対症療法

病院に行くほどではないけれど、かゆいし自分でなんとかしたい・・・ということもあるかと思います。その場合は、市販の塗り薬は使用せず、ワセリンなどデリケートな部分にも使える保湿剤を使用すると乾燥が防げ、かゆみが改善するようです。市販の塗り薬は合わないと悪化してしまい、よけいにかゆくなってしまうそうで、市販の塗り薬の使用でかゆくなり、皮膚科に駆け込む人が意外に多いのだそうです。

以上、「肛門そう痒症」について、でした。

それでは、「肛門そう痒症」以外のかゆみにはどんなものがあるのでしょう?

調べてみると・・・

皮膚病によるかゆみ

・かぶれ(接触皮膚炎)

市販の軟膏、生理用ナプキン、下着、肛門専用のスプレー、ウエットティッシュ、消毒薬などの使用でかぶれることがあります。

また、脱肛(肛門の外に直腸粘膜が出る状態のこと)や、痔瘻(肛門の周辺に穴ができて、そこから膿が出る疾患)からの分泌物で皮膚がかぶれる場合もあるので、その場合は、肛門科で治療することをオススメします。

・皮膚カンジダ症

もともと、「カンジダ菌」と呼ばれる真菌は、人の皮膚、腸、粘膜に常在菌として存在しているのですが、抗生物質の使用、免疫力の低下、ストレスなでバランスを崩すと、異常増殖することがあるそうです。そうなると、赤いブツブツができ、次第に肛門全体が赤くかぶれた状態になるとともに、ひどいかゆみを伴うのだとか!また、「カンジダ菌」は高温多湿を好むことから、湿った下着の中で繁殖してしまい、特に汗をかく暑い時期に悪化することが多いそうです。

皮膚疾患によるかゆみ

・アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬

「アトピー性皮膚炎」や「尋常性乾癬」を患っている場合、かゆみが肛門周辺にも出ることがあるそうです。なので、肛門特有のトラブル、というよりは皮膚のトラブルと考えられます。このような症状を患われている方は、私もそうなのですが、すでに皮膚科にかかっていることが多いと思いますので、そこで処方されているお薬を肛門にも塗ると良いみたいです。それでも心配であれば、かかりつけの皮膚科の先生に相談してみても良いかも。

・尖圭コンジローマ

「尖圭コンジローマ」とは、性病の一種で、主に性行為で感染します。かゆみはそれほど強くないため自覚症状がないことが多いのですが、イボができるそうなので、おかしいな、と思ったら速やかに医療機関を受診することをオススメします。

・皮膚がん

肛門に皮膚がんが発生することがまれにあり、その場合、かゆみが発生するそうです。1ヶ月以上経っても湿疹やかゆみが治まらなかったり、症状が悪化する場合は、恥ずかしがらずに、肛門科か皮膚科を受診してみてください。

その他のかゆみ

・ぎょう虫

え?!ぎょう虫なんて過去の話では・・・と思ってしまいました。小学生の頃、ぎょう虫検査をしたことを記憶されている方も多いかもしれません。ぎょう虫とは寄生虫で、衛生環境が改善したことから、近年はほとんど見られなくなったそうですが、それでもやはり、存在することは確かなようです。明け方頃、お尻の周辺がムズムズするのが特徴で、湿疹やかぶれなど皮膚の変化が見られないことから発見が遅れることも多いのだとか。ただ、放っておくとぎょう虫が腸の中で増殖し、えらいことに・・・考えただけでもゾッとしますね!明け方頃、お尻がムズムズする方はお近くの保健所に問い合わせてみてください。虫下しを服用すればちゃんと治るので心配はいらないそうです。

痔によるかゆみ

・いぼ痔

肛門の内側にできる内痔核(いぼ痔)が脱出してしまい、その粘液や腸液で肛門周辺が濡れ、かゆみを引き起こしてしまうそうです。

・切れ痔

便秘により硬い便が出たり、下痢で強い勢いで便が出ると、肛門の出口付近の皮膚がさけてしまい、これを切れ痔と呼んでいるのですが、この時に裂けてしまった傷が治りかけの時に、かゆみを生じるそうです。

・あな痔(じろう)

肛門周辺のくぼみに下痢便などの細菌が入り込んで、炎症を起こし、膿がたまった状態を肛門周囲膿瘍と呼ぶそうですが、それが膿を貯めるのを繰り返すうち、膿のトンネルができてしまうそうで、これをあな痔と呼んでいます。膿で肛門周辺が汚れかゆくなるそうです。ちなみに、かゆみの他、高熱や激しい痛み、腫れに襲われ、痔の中でも一番やっかいで治療が難しいと言われています。

さて、いかがでしたでしょうか。

お尻の穴がかゆいのは、大きな病気を除いて、清潔にし過ぎることによる乾燥だったのですね~。かゆいと、ついついキレイにお手入れしたくなるものですが、ここはぐっとこられて、体の自然な治癒力に任せた方が良いようです。

ただ、どうしても気になったり、治らないようであれば、やっぱり肛門科か皮膚科に行くのが一番!

場所が場所だけに、恥ずかしくて受診しづらい病気ですが、お医者さんから見れば、自分のお尻も他の患者さんのお尻の中のひとつ、と考えてみてはいかかでしょうか。

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